来し方、行く末

思ったことを徒然なるままに記すブログです。

sim下駄再び

ある事情でSIMロック解除ができないiPadセルラーモデル)を入手しました。SIMロック解除できないとなると、思いつくのがSIM下駄です。

3年ほど前まではSIMロック解除は所有者以外できなかったので、中古の端末に対する有力な武器でした。しかし、その後、SIMロック解除の条件が緩和され、ある時期以降に販売された機種であればだれでも解除できるようになりましたので、古い機種以外ではあまり有用ではなくなりました。

私も以前、中古で手に入れたiPhoneをSIM下駄でアンロックして使っていたこともあります。2年ほど前に流行って(?)いたのが、iccid偽装方式です(この方法の概要(推測含む)は過去記事にあります)。iccid偽装方式でよいのは、一度、アクティベーションを通してしまえば、iPhone/iPadをリセットしない限り、アクティベーション状態を継続できることです。しかも、SIM下駄が不要なので、ほぼSIMフリー機として使えます。

 しかし、iccid偽装方式はアップルとのイタチごっこで、2019年春以降はほぼ使えなくなりました。2019年は2月にdocomoが、10月にはau, softbankが中古端末もSIM解除を受けつけるようになりましたので、SIM下駄の必要性はほとんどなくなったということです。

でも、古い機種などsimロック解除ができない場合は、再び、SIM下駄の登場です。

この2年ほど、SIMSIM下駄を取り巻く状況を把握していなかったのですが、調べてみると2年ほど主なSIM下駄メーカは2年ほど前の状況とそう大きくは変わらないようです。アマゾンなどの販売ページや販売サイトの情報を見てみると、iccid偽装方式が一時的に復活しているような記述を見つけました。そこで、smartking xxというSIM下駄を買って、試してみました。

すると、みごと成功!softbankSIMロックがかかったiPadでしたが、docomo回線で通信できるようになりました。iccid偽装なので、SIM下駄を外しても問題なく使えます。

ということで、最近でもまだSIM下駄は有効なんだ、というお話でした。

日本ではキャリアが中古端末のSIMロック解除を受けつけるようになりましたが、海外ではまだまだ状況が異なるので需要があるのかもしれませんね。

今回、このdocomo回線のsimとして使用したのは、mineoの回線です。このmineoの回線の話については次の記事で。